Motor Lab.

高校生の共同プロジェクト|オートライフマガジン

バスの機能の短所と長所

全国津々浦々を走る路線バス。昔よりもはるかに燃費や乗り心地が良くなってきました。どんどんバスは進化しています。機能の向上はとても良いものです。しかし、短所は必ずあります。今回は、そんなバスの良い機能の短所の一部を探っていきたいと思います。

 

 

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 1-1

 

バスの機能はたくさんありますが、まず取り上げるのは、「ニーリング機能」です。「ニーリング機能」とは、おおざっぱに言うと、「バスを傾ける機能」です。f:id:MotorLab:20171026150908p:plain☚ニーリング機能

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この機能は、バス停から離れて止まった場合、地面とステップの間を狭くしてくれます。これにより、より乗り降りがしやすくなっています。

 

しかし、これにも問題点があります。この機能では、車体が傾くため、松葉杖などを使っている人は前に進むのが困難となります。(これは自分でも体感しました。)

 

では、どうすれば解決するのか・・・

 

地面と床の差を小さくしようとすると、車体は大きく傾きます。逆に、車体を傾けないようにすると、地面と床の差が大きくなってしまいます。

この傾きは手動のスイッチで調整できます。

f:id:MotorLab:20171026152840j:plainスイッチ(DOORのときは自動で動き、MANUALの時は、自分で好きな角度に調整できる。)

角度と車高はその運転手の好みに寄りますが、だいたい4度ぐらい傾けると車高は24㎝ほどになります。このくらいの角度がちょうどいいくらいです。(*もとにした資料から計算し大まかに数値を出しています。)

 

この機能は改善できる!

 

1-2 ドア安全装置

 

 満員のバスの車内に無理やり入ったら、ドアが閉まらなくなった経験ありますか?

すると

f:id:MotorLab:20171026153430j:plainの装置から「ステップの黄色い床の部分に立たないでください」という放送が流れます。これは、ドアに挟まらないようにしている安全装置です。しかし、通勤時間帯などは、1本でも早く乗りたいものです。が、この装置のおかげで乗れないこともあります。

改善方法はないのか・・・

簡単です。安全装置のスイッチを切ればよい。

 

解決!

 

1-3 LEDライト

 

電気の消費が少ないLEDライト。バスでもいろいろなところに使われています。

EX)

f:id:MotorLab:20171026154005j:plainf:id:MotorLab:20171026154341p:plainや、f:id:MotorLab:20171026154028p:plainなど。

 

LEDライトは、普通のライトよりも白く、遠くまで明るくできます。

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また、電力消費も少ないです。しかし、次の写真を見てください。

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これ、問題じゃないですか? 

LEDライトの白色は赤、緑、青が混ざってできた色です。その中の青色には目に有害な物質を含んでいます。なので、LEDライトを直接見るのはよくない。しかし、バスの対向車の運転手はその光が目に入ってしまいます。

ではどう改善させればよいのか。

これには結果がありません。なぜなら、

LEDの使用をやめる⇒電気代が上がる⇒会社としてはUNHAPPY

LEDを使用する⇒会社はHAPPY!⇒しかし、目に悪い

というようにどちらをとっても悪いことが起こるのです。

 

解決できず(T_T)

 

いまでは、LEDライトが普及しています。

EX)

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LEDライトを直接見ると目に悪いといいましたが、では見なければいいじゃんという人がいるかもしれませんが、見ないようにすればあなたの人生はとてもUNHAPPYになります。なぜなら、毎日見ているスマホや携帯、パソコンからも青色の光(ブルーライト)は出ているからです。つまりこの問題は解決できません。しかし、目に入ってくるブルーライトを避ける方法はあります。それは、ブルーライトカット眼鏡を使用することです。僕もブログを書くときは必ずかけています。(バスのブログなのに何の話をしているのでしょうか。)

 

話を戻して・・・

 

このような感じで、バスには解決できる問題点とそうでないものがあります。

 

ある点に関して、GOODにすると、他の面でBADになってしまいます。つまり、この先、新たなバスが登場しても、何らかの問題点は出てくるでしょう。その問題点をあぶりだして、その問題を原因・理由を導き出して、、次のバス開発につなげていってほしいと思います。

 

 

次回更新内容

バス進化の歴史を各年代の問題から考える(前編)

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