バスの機能の短所と長所
全国津々浦々を走る路線バス。昔よりもはるかに燃費や乗り心地が良くなってきました。どんどんバスは進化しています。機能の向上はとても良いものです。しかし、短所は必ずあります。今回は、そんなバスの良い機能の短所の一部を探っていきたいと思います。
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バスの機能はたくさんありますが、まず取り上げるのは、「ニーリング機能」です。「ニーリング機能」とは、おおざっぱに言うと、「バスを傾ける機能」です。☚ニーリング機能
この機能は、バス停から離れて止まった場合、地面とステップの間を狭くしてくれます。これにより、より乗り降りがしやすくなっています。
しかし、これにも問題点があります。この機能では、車体が傾くため、松葉杖などを使っている人は前に進むのが困難となります。(これは自分でも体感しました。)
では、どうすれば解決するのか・・・
地面と床の差を小さくしようとすると、車体は大きく傾きます。逆に、車体を傾けないようにすると、地面と床の差が大きくなってしまいます。
この傾きは手動のスイッチで調整できます。
スイッチ(DOORのときは自動で動き、MANUALの時は、自分で好きな角度に調整できる。)
角度と車高はその運転手の好みに寄りますが、だいたい4度ぐらい傾けると車高は24㎝ほどになります。このくらいの角度がちょうどいいくらいです。(*もとにした資料から計算し大まかに数値を出しています。)
この機能は改善できる!
1-2 ドア安全装置
満員のバスの車内に無理やり入ったら、ドアが閉まらなくなった経験ありますか?
すると
の装置から「ステップの黄色い床の部分に立たないでください」という放送が流れます。これは、ドアに挟まらないようにしている安全装置です。しかし、通勤時間帯などは、1本でも早く乗りたいものです。が、この装置のおかげで乗れないこともあります。
改善方法はないのか・・・
簡単です。安全装置のスイッチを切ればよい。
解決!
1-3 LEDライト
電気の消費が少ないLEDライト。バスでもいろいろなところに使われています。
EX)
のや、など。
LEDライトは、普通のライトよりも白く、遠くまで明るくできます。
また、電力消費も少ないです。しかし、次の写真を見てください。
これ、問題じゃないですか?
LEDライトの白色は赤、緑、青が混ざってできた色です。その中の青色には目に有害な物質を含んでいます。なので、LEDライトを直接見るのはよくない。しかし、バスの対向車の運転手はその光が目に入ってしまいます。
ではどう改善させればよいのか。
これには結果がありません。なぜなら、
LEDの使用をやめる⇒電気代が上がる⇒会社としてはUNHAPPY
LEDを使用する⇒会社はHAPPY!⇒しかし、目に悪い
というようにどちらをとっても悪いことが起こるのです。
解決できず(T_T)
いまでは、LEDライトが普及しています。
EX)
LEDライトを直接見ると目に悪いといいましたが、では見なければいいじゃんという人がいるかもしれませんが、見ないようにすればあなたの人生はとてもUNHAPPYになります。なぜなら、毎日見ているスマホや携帯、パソコンからも青色の光(ブルーライト)は出ているからです。つまりこの問題は解決できません。しかし、目に入ってくるブルーライトを避ける方法はあります。それは、ブルーライトカット眼鏡を使用することです。僕もブログを書くときは必ずかけています。(バスのブログなのに何の話をしているのでしょうか。)
話を戻して・・・
このような感じで、バスには解決できる問題点とそうでないものがあります。
ある点に関して、GOODにすると、他の面でBADになってしまいます。つまり、この先、新たなバスが登場しても、何らかの問題点は出てくるでしょう。その問題点をあぶりだして、その問題を原因・理由を導き出して、、次のバス開発につなげていってほしいと思います。
次回更新内容
バス進化の歴史を各年代の問題から考える(前編)